★  LOVE LOVE SHOW ★


+++ SHOW 1 +++ side:E

 

 とある昼下がり。東方司令部では。
 ―――今日も元気に怒声が響いていた。

「このバカモノが!」
「るっせーな! 直したんだから良いじゃねぇか!」
「そう言う問題じゃない!」
 執務室から喧々囂々、怒号が響く。
「君は少し軍属の自覚が無さ過ぎる!」
「だから悪かった、って言ってんじゃねぇか」
「悪いで済めば警察も軍部もいらん」
 はぁ、と盛大に溜息を吐かれる。
「そんなネチネチ言わなくっても良いじゃん。オレ、悪い事はしてないじゃんよ」
 今回の騒ぎ。元々は騙された被害者達を助けようとエドワードとアルフォンスが乗り出し、結果的には悪徳の業者を捕まえることが出来た。が、悪事で得た資金で武器を買い込んでいた相手が思わぬ反撃に出た為、被害が広まったのである。
「それは結果論だ。全く、君の不始末にいつも頭を悩まされる私の立場にもなってみたまえ」
「力量足りないんじゃねぇの? 大総統になるなら頑張れよ」
 言ってはならない、と思いつつも、売り言葉に買い言葉で引っ込みのつかないエドワードの台詞。
「君は、反省する態度も知らんようだな」
「アンタだって、現場に出るなって言われながら毎回出てんじゃん。そんなヤツに言われたかないね!」
 ソコは図星なのかロイも黙った。ただ、ロイが部下を守る為に自分が率先して現場に出ているのも知っているが、指揮官としては正しい判断とは言いがたい。

「―――そこまで」

 うるさかった執務室が静かになるタイミングを見計らったよ
うに、ホークアイが入室してきた。
「大佐。他の下士官達の目もありますので、もう少しお静かに」
「―――あぁ」
 キロリと副官に睨まれると、ロイは何事が言いたげだったが大人気ないと思ったのか、大きく溜息をついて椅子に深く腰掛けた。
「エドワード君」
「は、はい」
 ロイと違い、緊張感を持って話してくるホークアイに、エドワードも先程の勢いを削がれて返事をする。
「あなたは一応軍属で、ここの預かりなの。言うなれば東方司令部の看板を背負っている事にもなるわ。それを忘れないで」
「はい・・・」
 ホークアイの言う事は最もだ。国家錬金術師・・・即ち軍部の権力を借りているのである。好きで軍属になった訳ではないが、それでも恩恵に預かるのなら自分に恥じないように行動すべきだ。力任せや権力をちらつかせるなど、軍で一番嫌っていた部分だと言うのに。今回は短気が招いた事でもあり、やはりやり過ぎたな、とエドワードは思った。だが、中々素直には謝罪が出来ない。
 ―――特にロイには。

「お2人には反省をして頂きます」



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2009年03月15日春コミ発行予定。

騒ぎを大きくする二人に、とある課題が課せられる。
渋々遂行すべく共同生活を始めるが、二人とも毎日毎日喧嘩が絶えず・・・。

当社比ロイさんがかなりだらしない男になっています(笑)。
タイトルはアレですが(苦笑)、タイトル自体の元ネタは解散した某アーティストでした。

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