★ Telephone line ★
ジリリリリ。
爽やかな朝にけたたましい電話のベルが鳴り響く。一般家庭では普及していない電話だが、さすがに軍の左官であるロイ・マスタング邸には居間から玄関までの廊下にそれは設置されていた。
ジリリリリ。
未だ鳴り続ける電話。家主が出る気配もなく、鳴り響く。留守と言う訳ではない。・・・2階の寝室で寝ているのだ。
その2階。
遮光カーテンなものの、うっすらと朝の光が入る広い寝室。大きなベッドで塊がモゾ、と動いた。
「・・・う〜〜〜〜・・・うっせぇ・・・」
掛け布団の隙間からサラリ、と金髪が零れる。家主のものではない。黒髪・黒瞳・整った顔立ちで有名な男はその隣で幸せそうに眠っている。
「・・・オイ、こら、てめぇ起きろよ」
先に起きた金髪の持ち主。こちらも瞳を開くと髪と揃いで見事な金色を放つ少年・エドワード・エルリックである。エドワードは布団の中で足を蹴っ飛ばしてやる。しかし、歳の割に童顔な男は眠ると一層若く見える顔を僅かにしかめて、足を蹴っ飛ばしてきた少年を抱きこもうと手を伸ばして来た。
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2008年春コミ発行。
増田さんが変態です(酷)。
R指定、と言うかマニア入っている気がします(あ)。
現在軸かちょっと未来の話かは決めずに書いてますです。